太陽光発電の悩み 解決

前回の話
太陽光発電を載せるか迷ってます・・

太陽光発電を乗せるか載せないか、迷っているのは前回伝えたとおりです。
今回は打ち合わせで設計士さんに詳しく話を聞いた内容を書きます。

結論を先に言うと、ウチは太陽光発電を載せないことにしました。
屋根材はガルバリウム鋼板(フラットルーフ)になります。
これは初期費用とメンテ費用などを考えて出した結論です。
詳細は次のとおりです。

太陽光発電は経済的なメリットが無い

これは前回に書いたとおり、経済的なメリット無くなってしまったので積極的に載せる理由も無くなってしまいました。

一条のシミュレーションでは13年目くらいで初期費用回収して、そのあと少し利益が出て、パワコンの交換費用で赤字になり、また徐々に利益が出てくる、というような予測でした。

ただし、11年目以降の売電価格は今から予測はできないし、そもそも売電できるかも決まっていません。
太陽光の発電効率も年1%ずつ落ちていく中、20年目以降で利益が出たとしても、金額は大きくないし、20年後の利益のために今から投資するというのは、やはりナンセンスだと思いました。

陸屋根の部分はメンテフリーではない

太陽光を止めたもう1つの理由がこれです。
ウチは太陽光が載る1.5寸屋根と、平な陸屋根の部分が少しあります。
この陸屋根の部分はガルバリウム鋼板になるとのことです。

太陽光発電は屋根材としてはメンテフリー(一応の建前上は。実際は何かメンテがあるのでは?)
陸屋根の部分は30年程度はメンテいらず、以降はメンテ必要

ということで、結局、陸屋根の部分のメンテが必要で足場を組んだり屋根材を交換したりで、30年後は、そこそこの費用がかかるそうです。

3階建てはスレート屋根ができなかった

これは説明を求めて初めて知った事実でした。
スレート屋根は3.5寸勾配が必要で、1.5寸勾配ではできないそうです。

スレート素材は重ねて設置するため、ある程度の勾配がないとスレートがかみ合わず、設置できないとのこと。
ウチは3階建てのため、3.5寸勾配だと屋根の高さが10メートルを超えることになり、構造的にNGになります。

スレート素材は10年程度しか持たないが、コロニアルグラッサ(おそらくオプション)に変更すれば、30年程度の耐用年数はあるそうで、ガルバリウム鋼板と同じくらいのメンテ期間になるようです。

パラペット屋根は非推奨

ガルバリウムを採用しない場合、パラペット屋根も選択できますが、推奨はできないと設計士さんに言われました。
その理由としては、雨漏りの可能性があることと、屋根の排水溝の清掃が定期的に必要になることでした。

ガルバリウム鋼板は標準で対応可能

ガルバリウムはi-smartの標準で用意されている屋根材でオプション費用はかかりません。
0.5寸勾配にして、わずかな傾斜の屋根になるとのこと。

30年程度はメンテ不要で、太陽光を載せた場合の陸屋根の部分と同じ素材を屋根全体に使うパターンになります。
ガルバリウム屋根でよく指摘のある雨音問題は、2年ほど前から対策済みで問題無いそうです。

ということで、まとめると・・

太陽光 → コスト高い、初期費用回収も不明なので止める
スレート → 3.5寸勾配でないと設置できない。3階建てではNG
パラペット → 推奨できない
ガルバリウム → 標準で可能。3階建てでもOK

いろいろ考えましたが、ウチの場合は太陽光をやめると、ガルバリウム屋根の一択しか無く、標準で可能(オプション費用なし)、30年持つ、太陽光の費用が浮く、という3つの良い条件が重なりました。

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Posted by fu