夫婦それぞれ書斎を持つということ

ウチは夫婦それぞれで個人部屋である「書斎」を持っています。

入居宅訪問をやると、アピールポイントや特徴みたいなものを聞かれる機会が多いのですが、そのときは必ず「夫婦それぞれの書斎があること」を伝えます。

旦那さんの書斎は今どき珍しくないですが、奥さんの書斎っていうのはやはり珍しいので、入居宅訪問に来たお客さんにも”奥さんの書斎”はすごく受けがいいです。

テレワーク、リモートワークのため、家で仕事をすることが当たり前の時代になってきたこともあり、子供部屋だけでなく、大人用の個人部屋も必要という認識が広まってきたのだと思います。

書斎ってどれくらいの広さが必要?

1畳では部屋として機能しない
2畳あれば十分
3畳あったら贅沢
という感じだと思います。

1畳サイズだと、どうしても縦長(もしくは横長)になってしまうので、部屋というよりはスペースという感じになってしまうと思います。
机とイスだけなら1畳でもやっていけると思いますが、荷物を置いたり、収納を目的とする場合は1畳では狭いです。

ウチの書斎はどちらも2畳です。
2畳だと4マスなので、部屋を正方形にすることができるため、机やフリーカウンターを設置したり、収納スペースを作ったりして、書斎として機能するようになります。

これは一条工務店以外でも言えることですが、間取りの設計で余ったスペースはWIC(ウォークインクローゼット)として提案してくることが多いです。
WICは見栄えはいいですが、通路がある分、通常のクローゼットより収納スペースが狭くなるデメリットがあります。
ウチはスペースを少しも無駄にしたくなったので、WICを却下してすべて通常のクローゼットにして、WICのスペースに書斎を作ることにしました。

3畳あると、書斎というより部屋という感じになってきます。
でも確保できるスペースがあるなら、2畳より3畳のほうが良いです。

わたしが入居宅訪問にお邪魔したお宅は、旦那さん用の3畳の書斎がありました。
2畳と3畳の差は大きく、3畳あると完全に部屋として見えました。

書斎を作るメリット

個人所有の物をリビングに置かなくなる

これが嫁さんの書斎を確保した第一の理由だってことは実は内緒ですw

建て替える前の旧宅では、リビングや寝室の収納場所には必ず嫁さんの私物が入ってました。
化粧品、美容系の備品やサンプル、手芸品、結婚前に実家から持ってきたもの、趣味のスチールカメラ関係などなど。

わたしがあまり開けたことのない引き出しを開けると、必ず嫁さんの物が出てきました。
出るわ出るわ雑貨のオンパレードです。

新居でこれをやられたらたまらない、ということで、嫁さんの書斎を作って私物は全部書斎に、という決まりにしました。

書斎を作ったおかげで、リビングと寝室から嫁さんの私物が消えてスッキリしました。

わたしの私物はもともとあまり無いので、わたしの書斎の収納はスカスカです。
どれだけ自分の物が少なかったかを思い知りましたw

テレワーク時代への対応

昨年の5月に新居に引っ越しましたが、仮住まいと違って自分の書斎からのリモートワークは快適でした。

仮住まいのときはビデオありで会議すると、後ろを嫁さんや子供が横切ったりして、緊張感ゼロでしたw
子供たちにもゲームやスマホの音を消したりして、気を使ってもらうことが無くなったのも良かったです。

来客時の逃げ場として

ウチはわたしと嫁さんへの来客はほとんどないんですが、子供たちは新居がうれしいらしく、よく友達を連れて来るようになりました。

子供部屋が狭いので、連れて来る人数が多いとリビングで遊ぶことがあります。
上の子は中3の女の子なので、友達も同年代のわけで、中学女子が4、5人集まったときのうるささといったらないです。

ウチは吹き抜けの無い一般的なボックス階段ですが、リビングに直結しているので、2階リビングの音がそのまま3階まで伝わります。
内部での音の伝わり方、響き方は高高住宅であるi-smartならではなのだと思います。

娘の友達がキャアキャア騒いでいる間、うるさすぎてわたしは3階の寝室で昼寝ができませんでした。

3階の自分の部屋にいた下の子(小6男子)も、うるさすぎる!とわたしに文句を言ってきましたw
(いや、俺に言われても困るし・・文句があるなら直接言えば)

わたしの書斎は主寝室のさらに奥にあるため、廊下からは2枚の扉があります。
主寝室では騒音で寝られないほどでしたが、書斎ならば扉がもう1枚あるからか、若干マシでした。

レアケースですが、こういった来客や騒音ディザスターの逃げ場に書斎が必要なことがあります。

書斎を作るデメリット

夫婦間の会話が少なくなる

これは事前にそうなるかな、と思っていたとおりでした。
旧宅では3階の大きな寝室に4人で寝ていて、起きている家族は2階のリビングにいる、というのが夜の時間の過ごし方でした。

同じ部屋にいればそこそこ会話もありましたが、新居になってからは夜の時間に別々の場所にいるので(わたしは3階の書斎、嫁さんは1階の書斎)会話する機会が少なくなりました。

ただ、ウチは結婚して16年なので、今さら夜の時間の会話が無いからといって、実のところ特に何も影響は無かったです。
共通の趣味があるわけでもないし、結婚して時間の経過した夫婦なんてこんなもんですよね。

用があったらお互いの書斎を訪ねたり、、ちょっと新鮮な感覚も味わえますw

スペースの問題

ウチは2畳×2部屋で4畳のスペースを書斎に割り当てています。

もし、書斎を作らなかったら、1階の嫁さんの書斎スペースは、納戸やファミリークローゼットのような使い方ができたはずですし、3階のわたしの書斎スペースは、主寝室の奥にあるので、主寝室を4.5畳から6.5畳に広くできました。

ウチは狭小地のため、建てられる最大サイズの建坪になっていて、書斎のスペースを確保すると、どこかを狭くする必要がありました。

ファミリークローゼットは各個人部屋に物を置くことにして不要、
主寝室は寝るだけなので4.5畳で十分、
ということでウチは書斎の必要性のほうが上回ったため、作ることにしました。

夏のエアコン問題

冬は床暖房があるので問題ないですが、夏の冷房は別です。

通常の壁掛け型のエアコンは6畳用が最小で、2畳用なんてものはありません。
6畳用を2畳の部屋に付けるのは過剰な設備になることと、大きさも横1マス程度は必要で場所を取ります。

2畳の部屋で収納、窓、ドアのスペースなどを考えると1マスの壁も貴重になって、そもそもエアコンを付けるスペースはありません。

あと、もしエアコンを付けたとしても、部屋が狭いので冷風が直接、身体に当たってかなり寒いはずです。

こういうときは、他のハウスメーカーにあるような全館空調のシステムがベターですね。

ウチは悩んだ結果、エアコンは付けないことにしました。

1階の嫁さんの書斎は、隣のホールに1階用のエアコンを付けました。
冷気を入れるにはドアを少し開けておく必要がありますが、ホールでエアコンを付けると書斎も涼しくなります。

ですが、実は1階ホールのエアコンは夏季にほどんど使用しませんでした。

これは2階LDKのRAYエアコンを終日付けていることで、1階も冷却されるため、ホールのエアコンを稼働する必要がなかったからです。
ただし、かなり猛暑の昼間とか、ピンポイントでエアコンを使いたくなる場面が稀にあって、エアコンを付けたことは無駄ではなかったと思います。

3階のわたしの書斎は、主寝室のエアコンを付けることで涼しくなります。
やはりドアは開けておく必要がありますが、主寝室の奥にあるので、主寝室のドアを閉めておくことで、プライベート感は確保できます。

このように、冬は床暖房で問題ありませんが、夏のエアコン問題は考えておいたほうがいいです。

せっかくの注文住宅なので、子供部屋だけでなく、夫婦の部屋(書斎)も検討することを勧めます。

i-smart生活

Posted by fu