新築のアイスマでGが出たハナシ・・
わたしは横浜育ちですが、昔は今よりは周りに虫もいたので、子供のころは虫取りなども少しはやったもんです。
夏の夜店でカブトムシを買ったりしてたので(捕まえるではなく買うものだった)今ほど虫が嫌いではなかったんだと思います。
子供のころは、ゴキブリ(目障りなので以下Gと書きます)が出ると親が退治してくれてました。
なのでそれほど苦手意識もなかったですが、大人になって自分が対戦する立場になって、意外とGが苦手だってことに気づきました。
はっきり言えば、Gが怖いんです。
わたしのほうが戦闘力は圧倒的に上のはずなのに。
今までの対戦成績で言えば、勝率10割なのに。
この苦手意識はなんでしょうね。
朝起きたらキッチンの窓が開いていた
冷蔵庫の横の窓が開いてました。
全開ではなくて、1/4くらいですがしっかり開いてました。
びっくりしてすぐに閉めたんですが、窓を開けない生活をしているので、基本的には窓を開けないはずなのになんで?
もしかしてこれは、一晩中開いてたってことか?
下の子(小6の男の子)が起きていたので、窓を開けたのか聞きますが、開けてないとのこと。
なんで開ける必要があるの?って言われました。
その通りです。
下の子は性格が若干わたしに似ているので、無秩序な行動はしないタイプです。
部屋の掃除をやりなさいと言ってもやらなかったり、ゲーム時間を守らなかったり、子供らしい未成熟な部分は目立ちますが、行動には必ず理由があり、気分や感情ではあまり動かない子です。
なので、下の子が犯人じゃないことはすぐにわかりました。
少しして嫁さんが起きてきました。
窓が開いていたことを伝えたら驚いていたので、嫁さんでもなかったです。
嫁さんはわたしと反対で、その場の気分や感情、勢いで行動を決定する刹那的なタイプなので「なんか窓を開けたい気分になった」とか、わたしでは理解不能な訳の分からないことをやる危険性があります。
ですが窓を開けたらGが入ってくるかもしれない、という最低限の危機意識はあるはずで、田舎育ちのわりに虫が嫌いなこともあり、嫁さんも犯人の可能性としては無いと思いました。
残るは上の子(中3の女の子)です。
最近は夜更かしが好きで、家の中で寝るのが最も遅いです。
最初から上の子だろうなと思ったので、可能性の低いところから消していった結果です。
直接話すと、
はぁ?おめーアホかよ!頭オカシイんじゃねーの!?
とか、わたしもエキサイトしていて一気に罵倒しそうになるので、嫁さんを通じて話をしてもらったところ、開けたのは間違いなく「風通しを良くしたかった」と訳の分からない発言があったそうです・・
風通し・・じゃなく「G通し」の間違いじゃねえのとか、
窓は開けないって、さんざん言ったのに何やってんだとか、
言いたいことはいろいろありましたが、夜に窓を開けるとGが入るかもしれないから今後は止めるように、冷静に伝えました(偉い)
上の子は15歳の思春期ということもあって、なかなか扱いが難しいお年頃です。
ここのところ、これ以外にも問題続きで我が家のトラブルメーカーという位置づけですが、もうちょっと成長して大人になったら、落ち着いてくれることを願ってます。
当面わかったことは、
窓は夜中に開けたこと、
朝まで開けっ放しだったこと、
この2つです。
Gが家に入ってしまったかは、この時点でわかりませんが、かなりの確率で入ってきたのではないかと思いました。
建て替える前の旧宅でのG歴
毎年早ければ4月ごろ、遅いと11月くらいまでGの出現があったと思います。
1シーズンで少ない年で2、3回、多い年で5、6回くらいは見かけました。
これが多いかどうかはわかりませんが、築30年の家だったので、隙間やGの住処などがあったのかもしれません。
地域的には古い家が多いことから、Gの生息数は少なくないと思います。
夜に歩いていると道路上にGがいたり、車に踏みつぶされたGを発見することもあるので、珍しいものではなく日常的に存在している感じです。
日中は何も無し
朝から夕方にかけて、2階にいると落ち着かなかったですが、Gのいる気配はなく平和でした。
ただ、わたしは疑いを捨てきれなかったんです。
この暑い季節で、
夜に、
キッチンの窓を開けっぱなしで、
Gが入ってこないわけはない、と。
食料の無い1階や3階の窓ならともかく、開いていたのはキッチン横の窓でした。
キッチンのゴミ箱には臭いを放つ生ごみもあって、人の鼻ではわからないレベルでも、敏感なGにはわかるはずです。
冷蔵庫の横や裏、キッチンゴミ箱の裏などに殺虫スプレーを噴射してみますが、反応はありませんでした。
(もし、いたら飛び出してくるはず)
Gは移動するとき、わずかに音を立てます。
マンガだと「カサカサ・・」という擬音で表現されますが、実際には移動するときに「コトッ」「ポトッ」という音がします。
わたしは長年の経験で、耳でGを感知するスキルを習得しています。
しばらくじっとして、何か所かでこのスキルを使ってみましたが、わたしの特殊能力でもGを感知することができませんでした。
もしかしたら本当にいないのかも?
いや、でもいないなんてあり得ない。
期待と現実、2つの考えが相互します。
そして夜に出現!
夜の9時過ぎです。
わたしはダイニングテーブルでPCを使っていました。
嫁さんはソファーに寝転がってスマホをやってました。
上の子は塾で外出、下の子は就寝時間で自分の部屋にいました。
シャワーも浴びてまったりタイム。あとは眠くなったら寝るだけです。
その嫁さんが急にソファーをから飛び起きて言います。
「なんか羽音がした!!」
はおと・・ブーンとかバサバサってやつです。
その直後、Gがブーンと飛行して横移動して登場しました!
降下飛行ではなく横に飛んでました!
Gって横に飛んだっけ?って疑問はともかく、このときすでに殺虫スプレーを手にしていたので、壁に止まったG目掛けて噴射します。
突然の登場からスプレーの噴射まで、3秒くらいの間です。
40代半ばのオッサンでも、まだまだ素早く動けます。Gごときには負けません。
Gがどこかに逃げ込んだら困るので、迷ってる暇はありません。見かけたら即殺が原則です。
そしたらなんと、次はこのGはわたし目掛けて飛んできました!こっちに飛んできた!
さすがにびっくりして、後ずさりしながらスプレーを噴射しますが、置いてあったビーズクッションに足を取られて尻もち付きます。
このときは夢中でケツの痛みには、事が済んだあとに気づきました。
転びながらもGへのスプレー噴射は十分にした結果、墜落したGは床の上でもがいていたので、スプレーを数回プッシュしてトドメを差しました。
この間、バトル時間は10秒未満の出来事だったと思います。
一戦終わってホッとします。
やっぱいやがったか、という思いと、
ホントに1匹だけ?まだいるんじゃない?という不安。
事切れたGはやや縮む傾向がありますが、それでも5センチ以上はあるビッグダディ級でした。
こんなのが日中はどこに隠れていたのか、ものすごく不安な疑問です。
今まで新居でGを見たことが無かったことから、夜に開けておいた窓から入ったのは確実です。
気密性に優れるi-smartの家でどこかの隙間からGが進入するってことは、無いと信じたいというのもあります。
念のためのバルサン
1匹退治してホッとしてたら、もう一匹いた、なんて経験が過去にあるので、退治しても安心できません。
なんといっても、昼間に隠れていたのをまったく発見できなかったので、まだ見つけきれてない可能性も十分あります。
新居であまりやりたくなかったですが、くん煙剤(バルサン)をやることにしました。
翌朝に買いに行って、昼前から仕掛けました。
くん煙剤は、3時間程度は家を空ける必要があります。
火災報知器が反応することがあるので、すべての火災報知器の電池を抜いておきました。
ロスガードも停止させて、換気しないようにしました。
3階に1つ、2階に2つ、1階に1つ、合計4つバルサンを設置して開始です。
4時間後くらいに家に戻ってきましたが、さすがi-smartの家というべきか、家の中が煙いままです。
すきま風とかまったく無いってことです。
窓を開けて換気するわけにはいかないので(またGが来るかも)、
ロスガードとバスルーム、1階トイレ、2階トイレ、2階キッチンの換気扇をフル稼働させて換気しました。
20分くらいすると、白い煙のもやが無くなってきました。
肝心のGの死骸はありませんでした。
逃げる隙間もないはずなので、最初からいなかったということになります。
とりあえず終戦
Gの出現が窓を開けた日の夜だったので、窓が侵入口だったのは間違いないです。
エアコンの隙間やドレンホースだったら、もっと以前に侵入されていたはずだからです。
一応、ドレンホースはGへの対策は済んでいます。
窓を開けるという暴挙が無ければ、気密性の高いi-smartの家はGに対して安全だと言えるでしょう。
今年の夏はGと会わずに過ごせるかと思っていた矢先の出来事でした。
みなさんもG対策は抜かりなくやったほうがいいですよ!