3階建てとロスガード

一条工務店の家は「ロスガード90」という「第一種換気方式」の換気システムを導入します。
今回は3階建てとロスガードの話です。

・熱交換換気システム「ロスガード90」
https://www.ichijo.co.jp/technology/element/ventilation/

ロスガード本体の設置場所

3階建てでもロスガードは、基本は2階に設置しますが、例外として3階設置も可能とのことでした。
ただし、3階設置だとダクトスペースなどで2階の天井を下げる必要があり、勧められないと言われました。

そしてロスガードの設置場所として1マスを専有します。
これがなかなか厄介です。
ウチの場合は2階のビルトインガレージの上にあたる部分に設置するつもりでしたが、ビルトインガレージの上はロスガードはパイプ(ダクト)スペースを確保できないので、設置不可だそうです。
なので、間取りの打ち合わせ段階で、ロスガードの場所はいろいろ迷走しました。

結果としては、カップボードを2マスから1.5マスに縮めて、トイレを1畳から0.75畳に縮めて、なんとか1マス分のスペースを作って、キッチン横に設置することができました。

ロスガードの音

ロスガード本体は意外と静かで、音を感じたことがほとんどありません。
防音加工されたタイプ(扉が開かず、フィルター交換口のみ開けられるタイプ)ということもあると思いますが、設置場所がキッチンとトイレの間なので、音自体を気にしたことが無いからかもしれません。

ただし、給気口(空気が出てくる穴)からは、そこそこの風の音(ゴー音)が聞こえます。
エアコンを付けていると、どっちの音かわからなくなるのでまったく気になりませんが、エアコンを切ると音が出ていることに気づきます。

フィルターの掃除などで、一時的にロスガードを停止させたときに無音の世界になるので、けっこう音がしていたんだな、と思いました。

給気口(SA)と排気口(RA)の場所

原則として、給気口(空気が出てくる穴)は各居室に設置されます。
ウチの場合は、
3階が主寝室、子供部屋1、子供部屋2の3か所、
2階がLDKの2か所、
1階に1か所、
の合計6個の給気口があります。

排気口(外に空気を排出する穴)は、2階LDKに2か所あります。

1階と2階の給気口は天井に設置されますが、3階の給気口は床に設置されます。
ロスガード本体が2階に設置なので、3階の天井だとダクトを伸ばさなければならないから、というのが理由みたいです。

3階主寝室のロスガードの給気口です。クローゼットの前にあります。
子供部屋もクローゼットの前に設置されています。
クローゼットの扉の前は家具などを置いたりできないので、給気口を設置しやすい場所なのだと思います。

入居宅訪問のお客さんが来ると「これ何ですか?」って聞かれることが多いです。
床に空調の穴みたいなのがあると、確かに気になりますよね。

床に給気口があると、ゴミが入ったり、何か落としたりしそうですが、一応フィルターのようなものが付いているので、奥まで物が入らないようになっています。

中を開けるとロスガードのダクトが見えます。

2階LDKのロスガードの給気口です。
2階は天井のクロスが茶色系なので、給気口も少し茶色(ベージュっぽい)になっています。
これは設計段階で色合わせしてもらいました。(色の選択は標準の白と茶色のみかも?)

1階のロスガードの給気口です。
ここは天井のクロスが白いので、標準の白色です。

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Posted by fu