お客さんが来た時に・・を考えない家づくり
他の方の家ブログを見ていて、ちょっと引っかかるのが「お客さんが来た時に」というフレーズです。
「お客さんが来た時のために、トイレの中に手洗いを設置した」
「お客さんが来た時に、リビングからキッチンを見られない間取りにした」
「お客さんが来た時のために、和室を作った」
家の間取りまで考慮しなければならないほど、そんなに来客ってあるものなんですかね?
わたしは普通のサラリーマンで、政治家や会社の重役などではありませんし、人を招いてホームパーティーが好き、というような社交的な性格でもないので、そもそもお客さんが家に来たのなんていつ以来だっけ?と記憶にないくらいです。
なので、家に訪れるお客さんといっても親しい友人や実家の親くらいで、構えなければいけないような来客はほとんどありません。
ただ、家を新築したら自慢したくなって誰か呼んだり、、はあるのかもしれませんねww
以前、車を買ったとき、カーディーラーの営業さんに言われた印象的な言葉があります。
「日本人は”いざという時”という言葉が大好きで、普段はまったく使わない設備にこだわるんですよ」
そういえば、ウチは4人家族なのに3列シートのミニバンに乗ってます。
遠方に住む嫁さんのお母さんが来た時に困らないように・・ということを意識した結果ですが、この「いざという時」なんて年に1回あるかで、3列目のシートに人が座ることなんてめったに無いんです。
ウチは狭小地の3階建てで、来客のことを考慮すると間取りや設備などにいろいろ無理が生じてしまうので、打ち合わせの途中からは「お客さんが来た時に」という考えは捨てました。
もしお客さんが来たら?・・そのときは多分なんとかなります。
お客さんのほうだって「この家は来客のことを考えてない間取りだ」なんて思わないです。
自分たち家族が毎日住んで生活する家なのですから、来客時は多少不便であっても、自分たちの普段使いを一番に考えたほうがいいのでは?というのがわたしの意見でした。