住宅ローンの話 【2回目】 団信と疾病保障付きについて
わたしはお金のことに関して完全な素人ですので、記憶違いや思い込みなどで間違った情報を書いてしまう場合があります。
重要な情報は必ずご自身で確認して、判断するようにお願いします。
住宅ローンには大きく分けると、団信のみの場合と、疾病保障付きのタイプがあります。
・団信とは
債務者(住宅ローンを組んだ人)が亡くなったり、高度障害者になった場合に住宅ローンの返済を免除される制度
・疾病保障付き
死亡や高度障害以外にも、ガンや脳卒中、心筋梗塞などの病気になった場合でも、ローンの返済を免除される制度
団信はそんなに複雑でないので、今回は疾病保障付きのローンについて書きます。
重要だけど、あんまり楽しい話じゃないです・・
わたしは現在40代の半ばで、健康的な不安はほとんど無いですが、やっぱり将来はガンになって死ぬのかも、という思いがあります。
というのも、わたしのおじいちゃん、おばあちゃんもガンが原因で亡くなっているからです。
なので疾病保障付きのローンにする前提で検討しています。
固定金利(フラット35)を利用した場合は「新3大疾病付機構団信」という制度が用意されており、これを使用することになります。
・フラット35
https://www.flat35.com/shin-danshin/keiyaku.html
変動金利を利用した場合は、銀行が用意している疾病保障付きの制度を使用します。
これがなかなかクセ者です。
利用者を騙そうとする罠が幾重にも張り巡らされていて、一見良さそうに見えても実は違う、ということが多いからです。
携帯電話の料金プランみたいな感じです。
(複雑にして安く見せかけて、実は大してオトクでない、というもの)
三菱UFJ銀行の場合、ネット専用住宅ローンの金利が0.525%です。(2019年5月現在)
これに三大疾病保障を付けると0.2%金利がプラスされ、0.725%になります。
有名どころの都市銀行は、だいたい似たような感じで、通常の金利にプラスすることで保障を付けられます。
一方、ネット専用銀行は違うパターンもあります。
楽天銀行では全疾病特約が付いて、0.527%の金利になっています。(2019年5月現在)
疾病保障を付けても金利が上がらないメリットがあります。
オッ コレイインジャネ!
でもこれは罠(落とし穴)なんです。
よく見ると書いてあります。
・楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/insurance/all-disease.html?li-id=hltop_v_0801_1_CO855・就業不能給付金
支払基準日(※1)において、所定の就業不能状態(※2)が15日をこえて継続しているとき、毎月の返済額を保障します。
・就業不能保険金
所定の就業不能状態(※2)が1年をこえて継続したとき、債務残高返済に充当します。
まず、ガンや心筋梗塞、脳卒中などの重い病気にかかっただけでは、住宅ローンの支払いは免除されないということです。
・月に15日以上働けなかったり、自宅療養した場合は、月のローンの支払いのみ免除(全額でなくて月の支払いのみ)
・1年以上働けなかったり、自宅療養した場合は住宅ローンを全額免除
これはかなり条件が厳しいです。
フラット35と三菱UFJ銀行の保障は、ガンになっただけで住宅ローンが全額免除になるからです。
・フラット35
https://www.flat35.com/shin-danshin/keiyaku.html
・三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/kariru/jutaku/kanren/sandai.html?link_id=2017117dai04
楽天銀行の場合は、ガンになっただけでは免除されず、1年以上・・・という条件付きです。
ぱっと見、どちらも同じ保障に見えてますが、実際にはまったく違います。
わたしは病気には詳しくありませんが、早期発見のガンなら1年以上働けなくなることは無いと思いますので、相当重い症状の場合でないと、ローン全額免除が適用されないように見えました。
ラクテンハ ワナダネ
固定か変動かの他に、疾病保障を付けるのか付けないのか、
さらにどの銀行の疾病保障が良いのか、まで調べて判断しなければなりません。
お金の問題って難しいです。
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