着手承諾後でも変更できます!

着手承諾後に仕様を変更すると費用が発生する、というのは一条の施主であれば知っていることだと思いますが、これは一条工務店を通して変更を要求した場合に限ります。

一条工務店を通さずに、直接、職人さんに依頼した場合は費用が発生しないこともあります。

今回はウチの事例をいくつか紹介します。

押入れの床をベニヤから床材に変更

家の見学に行った際、押入れの床はフローリングの余った床材も使用できますけど、どうしますか?って大工さんから提案がありました。

標準仕様では、押し入れの床はベニヤ板での造作になります。
オプション扱いとなりますが、設計段階で依頼すれば、押入れ内部の床に床材(フローリング)を使用することや、壁にクロスを貼ることもできます。

ウチは押入れは見えない部分なので、お金を掛けたくないということで、標準のまま変更はしませんでしたが、大工さんの好意で押入れの床に床材を使ってくれることになりました。

床材の端材(余ったもの)はそこそこあるようで、押し入れくらいの面積ならばカバーできるとのことです。

これは他の一条ブロガーさんの記事でも見たことがあって、大工さんによっては好意でやってくれることがあるみたいでした。

もちろん、押入れの床はフローリング仕上げにしてもらうようにお願いしました。

入居宅訪問に来た、ある営業さんがこの点に気付いて、押入れの床にフローリングを貼ってるんですね、って指摘されたことがあったので、そこそこ珍しいことなのかもしれません。

クロスの範囲を変更

以前の記事でも書きましたが、クロス屋さんの作業が入っている最中にアクセントクロスの範囲を変更してもらいました。

まず最初に現場監督さんにクロス範囲の変更を相談したところ、一条工務店を通すと見積もりや契約書などを交わす必要があり、3万円くらいの費用がかかってしまうので、直接クロス業者に依頼してもらったほうがいい、とアドバイスを受けました。

クロス屋さんに言えばクロス代の実費のみで済むとのことで、実際に4000円を現金でその場で支払ってアクセントクロスの範囲を変更してもらいました。

変更する内容は監督さん経由でクロス屋さんに伝えてもらっていたので、スムーズに話が進んでやってもらえました。
おそらく、契約書などを作ると監督さんも手間がかかるから直接やり取りしてほしい、っていう事情があったのかもしれません。
施主にとっても安く済むなら良い話です。

玄関ダウンライトの位置変更

電気屋さんが作業しているときに、ちょうど家を見に行っていて、電気屋さんに声を掛けられました。
この位置にダウンライトがあると、タレ壁の影になってしまって玄関側に明かりが届きにくくなります、と。

図面上では、B3のダウンライトの位置がタレ壁側に寄っていました。
これは確か構造上の問題?か何かで寄せたような記憶がありますが、よく覚えていません。

もっと真ん中に寄せたほうがいいと思いますけど、どうしますか?と言われたので、真ん中に寄せて欲しいとリクエストしました。

結果として見栄えと実際の照明のあたり具合としても、ダウンライトを真ん中に寄せたほうが良かったです。

これは意図した変更ではありませんが、作業中にちょうど見に行っていて良かった件でした。

ペーパーフォルダーの取り付け

ウチは1階と2階のトイレのペーパーフォルダーを施主支給のものを取り付けています。

これは設計段階で考えていたことなので、打ち合わせのときに設計士さんに変更について相談したところ、実際に作業する業者に直接言ってもらったほうがいいです、とのことでした。

設計段階で作業に組み入れてしまうと、変更の項目として費用が発生してしまうようで、この程度の変更ならば現場で対応可能のようでした。

この話は現場監督さんにも、少し前に直接会ったときに伝えたら、業者(トイレなので水道屋さんが取り付け)が入る日を教えるので、そのときにペーパーフォルダーを渡してください、ってことでした。

平日だったので嫁さんに頼んだんですが、事前に監督さんから話が伝わっていたようで、位置決めなどもそのときに伝えて取り付けてもらいました。
現場でペーパーフォルダーを渡して取り付けてもらったので、費用は特に掛かりませんでした。

ペーパーフォルダーくらい、わたしが取り付けでもいいかなと思いましたが、最初からやってもらえるならお願いしちゃったほうがいいですよね。

水栓の位置

これはペーパーフォルダーを渡したときに、作業中の水道屋さんから嫁さんに確認がありました。

ウチはキッチンの水栓を2つ取り付けています。
1つはメインのタッチレス水栓で、もう1つは浄水器用の分岐水栓です。

メインの水栓はキッチンに元々穴が空いていて、2つ目の水栓の穴は水道屋さんが空けるそうです。

その2つ目の水栓の位置はどこにしますか?って聞かれたそうです。
設計士さんからの指示書には、水栓の位置までは指定が無く、いつも適当に?真ん中あたりで付けてしまうそうです。

いきなりの話だったのでちょっと驚いたみたいですが、なるべくメインの水栓から離してくれるように依頼した、と嫁さんは言ってました。

設計士さんからの作業指示は、細かいことまですべて書かれているわけではないので、書かれていないことは業者さんの自己判断でやってしまうことも多い、ということみたいです。

なので、各業者さんが作業に入ったタイミングで1回くらいは顔合わせできる機会を作ったほうがいいです。
作業を見に行ったときに、飲み物とおやつなどを差し入れすると雰囲気も良くなるのでおすすめです。
差し入れをもらって嫌な顔をする業者さんはいませんからね。

大幅な仕様変更でなければ、業者さんに直接お願いすることで着手承諾後でも費用は発生しなくなるかもしれないので、何か要望があったら、まずは現場監督さんに相談してみるといいと思います。

家づくり

Posted by fu