全館冷房という夢
一条のi-smartだし、全館冷房とかスマートじゃね?って思ってましたが、ウチは3階建てということもあって現実は厳しい、、という話です。
全館冷房の条件
全館冷房しているお宅の情報を見ていると、これらの条件が書いてあることが多いようです。
・2階の階段上ったところにエアコンを付ける
ウチは3階建てなので、2階リビング、3階が各居室です。
居室にエアコンは必須と考えて階段上には付けませんでした。
・2階の”使っていない部屋”のドアを”開けっぱなし”にしてエアコンを付ける。
使ってない部屋は無いし、開けっぱなしにできる部屋もウチには無いです。
・全館冷房を意識した間取りにする
これはちょっと???って感じです。
窓を小さくするとか、日差しを制限するとか、言ってることは理解できますが、全館冷房するために家を建てるわけじゃないですからね。
実験じゃなくて生活のためなので、使いやすい間取りにすることを第一に考えました。
真夏の3階建て
3階建ての場合、1階と2階の温度差より、2階と3階の温度差のほうが大きいです。
大げさに言うとエアコン無しの場合の真夏では
1階 30度
2階 33度
3階 40度
これくらいの温度差はできます。
ただ、これは建て替える前の家の話で、i-smartの新居で同じ温度差になるかは、今のところは未確認でわかりません。
(家に常に誰かがいて、エアコンがまったく付いていない状態が無いため)
事前にわからないからこそ、3階の各部屋(主寝室、子供部屋1、子供部屋2)には(最も小型である6畳用の)エアコンをそれぞれ付けました。
階段上ったところに1台エアコンを付けて、3階の各部屋が涼しくなる、という想像はどうしてもできませんでした。
あと、上の子が中3の女の子、下の子が小6の男の子という家族構成で、空調のために自分の部屋のドアを開けっぱなしにしときなさい、っていうのはどうなのかなと思ったのも全館冷房の運用に踏み切れなかった理由として大きかったです。
自分の部屋にエアコンが付いてなくて、暑かったら部屋のドアを開けるしかない、ってなったら開けるかもですが、せっかくの新しい家で最初からこんな不自由は無いですよね。
子供にだってプライベートは必要だし、友達が来たりすることもあるので、常に開けっ放しというのは現実的に無理です。
さらにウチには”使ってない部屋”なんていう贅沢なスペースはありません。
子供が小さければ、将来子供部屋にする部屋が空いていたりするので(子供が小さいとき限定で)この条件を満たせるのかもしれませんが、そもそも日本の住宅事情で使ってない部屋がそんなにあるんですかね。
そして、そこまでしてやらなきゃいけないのかな?と思ってしまったことで、全館冷房への熱が冷めてしまった感じで、冷房は暑いときに付ける、でいいかなと今では割り切ってます。
3階建てと「さらぽか」
一条工務店の床冷房システムの「さらぽか」は今のところ、3階建てには対応していません。
これも3階建ての暑さには、さらぽかでは(冷却力不足で)対応できないことが原因と言われました。
さらぽかは、2階建てでも真夏はエアコンと併用することが前提、と聞いたので、そんな貧弱な冷却力では、3階の暑さには対抗できません。
なのでウチには「さらぽか」は付けられませんでした。
1階と2階は全館冷房状態?
2階のLDKにあるRAYエアコンを常時27度設定にすると冷気が落ちて来るらしく、1階も涼しくなります。
1階のホールには念のため1階用のエアコンを付けましたが、片づけや掃除などで体を動かすと暑く感じることがあり、そのときに使う程度で、ほとんど2階のRAYエアコンの冷気で1階もやんわりと涼しくなります。
直接エアコンが無いので、涼しいというより暑くないという感覚です。
もしかして、これが全館冷房ってやつか?って感じです。
これは、3階建てで1フロアの面積が狭いこと、1階は窓はあっても隣家の影響でほとんど日差しが入ってこないことが影響していると思います。
意識せずに全館冷房の条件の1つを満たしているということです。
梅雨が終わって盆休み中の猛暑がありましたが、1階のエアコンは使わずに済んでます。
1階はランドリールームがあるので、朝に洗濯物を干すと湿度は70%を超えるくらいになりますが、除湿器を稼働させておくことで、洗濯物が乾いてくると湿度は40%後半から50%前半くらいに落ち着きます。
(絶対湿度は測ってません)
除湿器があって湿度が低めなことも、暑さを感じない理由かもしれません。
こんな感じで、3階建てでも1階と2階に限れば、なんとなく全館冷房が実現できています。
3階のエアコン運用などは、また別記事で紹介したいと思います。