引っ越し侍経由の勧誘について
引っ越し侍で見積もりを申し込むと、引っ越し屋から一斉に電話がかかってきますが、それが一段落したときに「株式会社ワイズ」という会社から電話がかかってきました。
ガス、電気、インターネット回線の引っ越し手続きを任せると、3万円のキャッシュバックがあります、という話でした。
さらに後でアンケートに答えると5千円プラスされ、合計で3万5千円のキャッシュバックになります、とのこと。
引っ越し代を浮かせられますよ、という誘い文句でした。
ですが、実はこのキャッシュバックは約1年後(ビッグローブ光が開通してから12か月経過後)にもらえる金額だということが、後になってわかりました。
1年後のキャッシュバックなのに、引っ越し代を浮かせられるってどうなの?って思いましたね。
ワイズ自体はちゃんとした会社のようですが、この話自体はグレーな部分が多かったです。
ガス契約の勧誘
「都市ガスの自由化」の制度を使って、東京ガス以外のガス会社で「ニチガス」を契約するように紹介されました。
ガスは電気と違って、金額的にもそこまで使用量が多くないので、どこでもいいかなと思っていたので、案内を受け入れて任せることにしました。
現住所で使用中の東京ガスの停止手続きと、仮住まい先でニチガスの新規契約の手続きの両方を代行してくれるそうです。
このやり取りの数日後、解体業者との打ち合わせで、ガスは停止するだけでなく地境撤去が必要と言われたので、東京ガスに電話してその旨を伝えると、まだワイズからのガス停止の連絡は来ていませんでした。
そのわりに、ニチガスからは契約に関するSMSなどが届いていたので、契約は早いけど停止などの手続きは遅いのかもしれません。
停止の手続きなんて利益にならないから、後回しなのかも?
電気契約の勧誘
ガスと同様に「電気の自由化」の制度を使って、ENEOSでんきを契約するように紹介されました。
ウチは現住所ですでにENEOSでんきを使っているので、その旨を伝えますが問題ありません、とのこと。
最初の電話の後に、ワイズの電気契約の担当者から電話がかかってきました。
現在のENEOSでんきの契約が2年単位で、更新期間以外だと解約手数料がかかるのでは?と質問すると、ワイズ経由だと新規契約しかできず、解約手数料がかかってしまうので、ご自身で(引っ越しの)手続きをしてください、とのことになりました。
電気の契約を任せないと、最初に言われた3万5千円のキャッシュバックがなくなってしまうのでは?と質問すると、それはインターネットを契約していただければ大丈夫です、とのこと。
なんか最初の人と話が違うような・・(電気、ガス、ネットのセットでと言っていた)若干不安を感じながらも、電気は自分で手続きするということで、電話は終了。
インターネット接続契約の勧誘
そして1番の問題となったインターネット接続の契約です。
まず、ウチはauひかり+光電話を現住所で契約しています。
仮住まい先のマンションはauひかりに対応していないことが、ことのときの電話でわかり、ビッグローブ光対応マンションであることから、ビッグローブ光を契約するように説明がありました。
auひかりに対応していないのなら仕方ないので、契約を任せることにしました。
数日後、ビッグローブから連絡がありました。
auひかりの光電話から、ビッグローブ光の光電話に移行するには、電話を一旦アナログ回線に戻す必要があるとのこと。(これをアナログ戻しと言うそうです)
- ウチの光電話は、もともとNTT東が発番した番号なので、光電話への同番移行は問題ありません。
しかも、ビッグローブ光のインターネット回線と光電話を同時に申し込みになっているので、アナログ戻しを先にやってもらわないと、インターネット回線工事もできないと言われました。
仕方ないので、NTTに電話してアナログ戻し作業を依頼すると・・・
3週間以上先のスケジュールでないと対応できないとのこと。
それだと引っ越ししてから、2週間程度はネットが使えないことになるので、これは困ると思いました。
なんとかならないものかと、ビッグローブのチャットサポートに相談したところ、良い提案を受けました。
1.まずビッグローブ光でインターネット接続だけを契約して、開通させる。
2.電話のアナログ戻しを完了したら、ビッグローブ光に光電話を申し込む。
この方法のメリットは、すぐにインターネット回線を契約して使用開始できること。
デメリットは、光電話契約時に別途費用がかかること(同時申し込みの場合は不要で、確か3000円くらい)。
もともと、光電話はほとんど使っておらず、学校の連絡網か、何かの勧誘の電話しかかかってこないので、少しの間なら電話が使えなくても大丈夫です。
さっそくビッグローブ光の契約窓口で、この件を相談すると、、ワイズ経由での申し込みが、インターネット+光電話になっていて、インターネットだけの申し込みは不可で、これはワイズ経由ではなく、個人で新規にビッグローブ光を申し込めば可能と回答されました。
ということで、ワイズ経由のインターネット契約はキャンセルすることになりました。
3万5千円のキャッシュバックは惜しいですが・・これには続きがあります。
実はビッグローブ光の新規申し込みだけで、2万5千円のキャッシュバックがあります。(これも約1年後のキャッシュバック)
つまりワイズ経由だと1万円上乗せされているだけということです。
1万円減ってしまうのは惜しいですが、ネット使用不可の期間が無くなること、いろいろと不安要素のあるワイズ経由でなくなることなど、メリットのほうが大きいと判断しました。
まとめ
ガス→ワイズ経由で契約
電気→自分で引っ越しの手続き
インターネット→自分でビッグローブ光を新規申し込み
結局、ガスだけをワイズ経由で契約しました。
キャッシュバックが実は1年後だとか、
ガス停止の手続きをしてくれてなかったりとか、
電話に出る人によって話が若干違ったりだとか、
光電話でアナログ戻しがありネット使用不可の期間ができるという説明がなかったりだとか、
わたしの場合はいろいろ不安な部分が目立つ結果となりました。
家を解体せず、通常の引っ越しで、複雑なインターネットの契約がなかったならば、そんなに悪くないサービスなのかもしれません。
ただ、キャッシュバックで引っ越し代が浮くとか言うくせに、実は1年後のキャッシュバックですっていうのは、説明不足過ぎてさすがにマズいのでは思います。
いきなり電話してきて、その場で判断を迫るような雰囲気があるので、迷ったらまた電話すると言って一旦、時間を置いてよく考えることを勧めます。
以上が引っ越し侍経由で勧誘を受けた実例でした。