住宅ローンのための大腸内視鏡検査
2019年5月のGW明けに大腸内視鏡検査に行ってきました。
この検査のことがずっと頭の片隅にあったので、10連休も心の底からは楽しめなかったところがありました。
検査前日の夜
夕食は21時までに済ませることと、野菜(繊維質のもの)、キノコ類、海藻などは避けるように説明がありました。
食事は軽く済ませてから「ピコスルファートナトリウム」という液体の薬を水に薄めてから飲みました。
これは排便を誘発させる薬だそうで、寝る前に3回トイレに行くことになりました。
常にお腹はゴロゴロするし、明日の検査を思うとすごく憂鬱な夜でした。
検査当日の朝
午前9時前くらいから「ニフレック配合内服薬」という薬を飲みました。
これは腸内を洗浄するための薬で、2リットルの水に溶かして、コップ一杯分を15分くらいの間隔で定期的に飲み続ける必要があります。
ニフレックを溶かした水は、最初はスポーツドリンクみたいな味ですが、後味がややしょっぱくて、独特の味です。
3杯目くらいまでは普通に飲めましたが、そのあとはつらかったです。
飲みたくないのに、飲まなきゃいけないっていうのが、こんなにキツイとは。
ジゴクダヨ
飲み始めて40分くらいしたら、お腹がゴロゴロしてきてトイレに駆け込みます。
それでもニフレックを飲み続けてトイレに行って、、、というハードプレイを何回も繰り返しました。
トイレは6回目くらいまでは数えていましたが、結局何回トイレに行ったか忘れました・・
排出物もきれいになり、ニフレックを飲むのもウンザリしたところでストップしました。
合計1.2リットルくらいは飲んだと思います。
2リットル飲めと書いてありましたが、わたしには無理でした。
ニフレックを飲むのを止めてもトイレは我慢できず、さらに何回か行きました。
病院に出発
電車で2駅なので病院まではすぐに着きます。
着くまでの時間は短かったですが、いろいろ考えました。
もし大きな病気だったら住宅ローン組めなくなるから、家を建てる話も無くなっちゃうかな・・とか
一条と契約をしてしまったし、家族も楽しみにしてるし、今さら建てないという選択は無いので、病気でも借りられる住宅ローンを探すかな・・とか
下の子はまだ小学生で、40代半ばでまだ孫の顔だって見てないのになぁ・・とか
まだ病気だって決まったわけじゃないのに、すごいネガティブ思考ばかりで自分でもびっくりしましたw
検査開始まで
受付を済ませて時間になると看護師さんによる問診がありました。
アレルギーはあるかとか、手術歴があるかとか、麻酔の経験とか、体重いくつ?とかいろいろです。
その間に血圧や、指先で酸素量を測ったりしました。
ポリープがあった場合は切除されるとのことで、切除する際に電気を使うので、指輪などの貴金属類は外してくださいと言われました。
そのあとに、カーテンで区切られた個室で着替えるように指示されます。
患者衣というのか、浴衣みたいに前開きで着るものの他に、お尻に穴の開いたパンツを履くように説明されました。
前じゃなくて後ろに穴があって、斬新なデザインでしたw
着替えると覚悟も決まってきて、あとはなる様になれだな、って感じでした。
もう自分でできることは無いし、まな板の上の鯉みたいなものです。
ストレッチャーの上でお尻を横に向けた姿勢で横たわるように言われて、検査体勢のまましばらく待ちました。
わたしは2番目だったみたいで、先に検査されている人がいるようでした。
やや眠くて寝ちゃいそうな感じでしたけど、緊張していたので待っている間は寝られませんでした。
そしてついに呼ばれます。
ストレッチャーってやつを初体験しました。
動いてもガタガタの振動も無く、スムーズに動きます。
女性の看護師さん一人で、わたしの乗った(70キロ弱)のストレッチャーが重くなさそうでした。
検査開始
まず看護師さんから名前の確認がありました。
次に鎮静剤を打つための注射針を入れられます。
わたしの顔がこわばっていたのか「緊張しちゃいますよね」って看護師さんに声を掛けられちゃいました。
「はぁ、、そうですね・・」とか返した気がします。
すごい緊張していて、気の利いたこととか何も言えませんでした。
検査とか病気とかにあまり縁がない人生だったので、いい年したオッサンなのに恥ずかしい限りです。
ここで先生と初対面です。
少し説明されながら、手慣れた感じで鎮静剤を打たれました。
10秒くらいで意識がスッと遠くなる感じがして、ボーっとしたような状態になりました。
寝て構いませんとのことでしたが、眠くなかったので寝られませんでした。
検査中は、モニター画面は先生が見ていて角度的に見られなかったので、モニターに接続されているケーブル類をなんとなく見ていました。
これは電源ケーブル、もう1本が映像用のケーブルかな、なんて思ってました。
お尻のあたりで何かされている感覚は少しありましたが、痛みや嫌な感じはまったくなかったです。
どれくらい時間がたったのか、まったく時間の感覚がありません。
「終わりました。問題なかったですよ」と先生の声がして、終わったんだな、と気づきました。
いつの間にか注射も抜かれていて、少し意識もはっきりしてきて、ストレッチャーで個室に戻されます。
検査結果
意識が戻るまで少し休んでてください、とのことで、ストレッチャーの上で寝たまま待ちます。
スマホも触れなかったので、どれくらい待ったのかわかりませんでした。
そろそろ着替えてください、と言われて着替えてから待ち合い室に戻りました。
しばらくすると名前を呼ばれて、先生から診断結果の説明を受けました。
内視鏡検査で撮影した、わたしの大腸の写真が何枚かありました。
小腸と大腸のつなぎ目だとか、肛門のあたりなどでした。
自分の内臓の写真なんて見ることがないので貴重な機会でしたが、保健体育の教科書を見てるみたいで、自分の体だという実感は無いものですね。
「まったく問題ないです」とのことで、ホントに安心しました。
診断書を書いてほしいと事前に依頼していたので、この場で診断書も書いてもらいました。
家を建てられなかったらどうしようとか、いろいろ心配しすぎて疲れましたが、結果は問題なくて本当に良かったです。
いままで健康体で大きなケガや病気を経験したことが無いので、健康が普通で当たり前みたいな感覚がありましたが、病気の心配なく過ごせるのはありがたいことなんですね。今回の経験で身に沁みました。
検査費用
検査で6000円、診断書の作成で3000円、合計9000円程度かかりました。
ポリープがあって切除したり、組織検査したりすると、もっとかかるみたいです。
不安を取り除いたので、これで家づくりに集中できます!
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