スマホからリモートで解錠が可能なドアホンについて
ドアホン(インターホン)はスマホ対応の機種「MT91」を採用しました。
オプション価格は28,000円でした。
Panasonicの型番は「VL-SVD505KF」です。
スマホからリモートで応答できる、という機能があり、採用する理由となりましたが、これがなかなか使い方が難しいです。
Wi-Fiでネット接続が必要
有線接続はできないので、Wi-Fi経由でインターネットに接続する必要があります。
ウチのメッシュWi-Fiでは接続ができなかったので、もう1つ間に無線アクセスポイントをかませて接続しています。
・i-smartとメッシュWi-Fiについて
https://yokohama-3floor-house.com/2020/08/01/post-1051/
MT91 — 無線アクセスポイント — メッシュWi-Fi — インターネット
このような構成になります。
スマホでできる機能
アプリを開いた画面です。
着信(ピンポン)への応答と、モニターカメラで玄関外の様子を見られます。
電気錠ではドアロックの解錠ができますが、ドアホン(ピンポン)が鳴らされたときのみ解錠が可能です。
安全上の理由だと思いますが、アプリから自由に解錠ができるわけではありません。
ドアホンが鳴ったときの録画を見られます。
リモートでスマホからでも誰が訪ねてきたのかがわかります。
スマホには、ドアホンの着信がアプリの通知が来ます。
仕様上はすごい機能
ドアホンの着信があったらスマホで応答ができる、というのが動作仕様になりますが、実際にはこれが難しいです。
ピンポンが押されてから、スマホに通知に来るまでに若干の時差があるためです。
実際に使うとわかりますが、ピンポンが押されて、スマホに着信通知が来てから応答したのでは遅いです。
ピンポンを押した訪問者が待っていられるのは、長くて30秒くらいだと思います。
それ以上の時間で応答がなければ、普通の感覚では留守だと判断されてしまいます。
現実には、スマホに着信通知があってからアプリを開いても間に合わないことが多いので、おそらくスマホへの通知に5秒から10秒以上かかっていると思われます。
こんな感じなので、このアプリには低評価が多いようです。
ただし、着信通知の速度については、ドアホンとスマホのネットワークの状態も影響するはずなので、アプリの品質だけが悪いとは思いません。
(ただ、アプリのインタフェースが使いにくいのは事実で、これが酷評に拍車をかけている)
あと、これも大事ですが、人はスマホの通知を常に気にしているわけではないので、実際には着信通知があっても見逃すことも多いです。
事前に着信がくることがわかっていれば構えていられますが、移動中だったり、マナーモードになっていたりすると、すぐに気づくことが難しいです。
つまり、まとめると、
・ピンポンが押されてから30秒以内には応答する必要がある
・スマホアプリへの通知がすぐに来ない
・スマホの通知を見逃すことも多い
実際の機能と受け側の使い方の両面から、スマホからのドアホン応答が難しい理由があります。
家の中にいれば使えることも
ピンポンの通知が遅いことは説明しましたが、家の中で通知を受ける場合は、かなり速いことが最近になって気づきました。
家の中では、ドアホンとスマホはメッシュWi-Fiの同じネットワークに接続している状態なので、通知も速いのかもしれません。
外出中など、家の外にいる場合は、やはり通知が遅いです。
場面を限定すれば使えることも
先日、こんな場面がありました。
下の子(小6)が夕方に塾に行きました。
夕方は嫁さんが在宅なので鍵を持っていきません。
ですが途中で雨が降ってきたので、上の子(中3)を塾に送るため車で出かけました。
ただ、車で戻って来る前に下の子が帰ってきてしまう時間になるので、わたしにスマホで遠隔で鍵を開けてほしいと連絡が来ました。
ちなみに、嫁さんは面倒だと言ってスマホにアプリを入れていませんw
誰かが何時ころにドアホンを鳴らすことがわかっていて、なおかつ、何回かドアホンを鳴らしてくれる、という極めて限定的な条件下であれば使えました。
何回か鳴らす、というのが重要なポイントです。
ピンポン押すのが1回だけだど、
ピンポン押す
↓
(やや遅れて)着信があったとスマホに通知が来る
↓
少し前の着信なので、キーの解錠ができない
(スマホから鍵を開けられるのは、着信があった直後のみ)
という結果になりますが、ピンポン押すのが少し時差を置いて数回あると、
ピンポン押す
↓
(やや遅れて)着信があったとスマホに通知が来る
↓
少し前の着信なので、キーの解錠ができませんが、この間に2回目、3回目のピンポンが押される
↓
スマホに通知が来る前に、アプリを開いているので、タイミングが合えば解錠ができる
という感じになります。
あとで下の子に聞いたところ、このときは3回ピンポンを押したそうです。
実際にスマホで解錠が必要な場面はほとんどないはずです。
出かけたけど鍵を無くしたとか(けっこう大ごと)、
出かけるときは誰か在宅だったけど、帰ってきたときは不在だった(今回のケース)とか、
場面としてはかなり限定されるので、解錠の機能が使いにくいのはあまり問題では無いと思っています。
スマホアプリ使用中は、ドアホン側では応答不可になる
両方同時には使えないってことです。
しかもアプリの良くない点として、意識的に接続を切る機能が無いので、スマホでドアホンの機能を使うと、一定時間はドアホン側で「使用中」となってドアホンが使えなくなります。
なので、スマホへの着信通知があって、応答がギリギリ間に合ったとしても、誰かが在宅で家の中から応答ができなくなってしまうケースもあります。
(ドアホンを使おうとしても、スマホアプリで掴まれてしまって使えない)
この点が気になっていて、わたしは着信通知があっても、すぐにアプリを開かないようにしています。
録画を再生できる
この機能はとても便利です。
解像度はそれほど高くありませんが、カメラに映った人物を特定するくらいは問題ありません。
ちょっと前になんだこりゃ?と思った動画が録画されていました。
ある日の夕方、ドアホンを鳴らしたのは、上の子(中3の娘)でした。
ちょっと困ったような、微妙な顔をしています。
この子はいつも鍵を持って出かけるので、ドアホンを鳴らすこと自体が珍しいです。
少しして、嫁さんが玄関から出てきました。
怒ってるような、ちょっと表情が固いです。
玄関を出て左のほうに、急いで行ってしまいます。
カメラの画角の外なので、映像では何をしに行ったかまでは確認できず、ここで録画は終わっていました。
家に帰ってから、この録画のことを聞いてみました。
結果は、、
娘が塾に行こうとしたら、自転車のカゴにカマキリが張り付いていたそうです。
怖くて追い払えなかったのでお母さんを呼んだ、とのことwww
どうりで嫁さんが勇ましい顔をしているわけですね。
これからカマキリと闘わなくてはならないのですから・・
ウチの周りでカマキリなんてほんとに珍しいので「カマキリなんてよくいたねー」と、のん気に言ったら怒られました。
塾への時間がギリギリで、カマキリがなかなか離れてくれず大変だった、とのこと。
わたしが子供のころは、雑草にカマキリの卵が付いているのをよく見かけたものですが、もう何十年も見ていないと思います。
それがいきなりいたらちょっとビックリするかもしれないですね。
録画に映っているのは、だいたいが宅配便や郵便の業者さんだったりしますが、ときどき、怪しい人も映っていたりします。
最近の怪しい人ナンバーワンは、70歳くらいのおばあさんと、50歳くらいのおじさんのコンビです。
二人ともまったく知らない人です。
おそらく宗教かなんかの勧誘だと思いますが、勧誘にこんなバァさん使うかな?って気もして、どういう目的でウチをピンポンしたのか読めません。
不在だったので出られなかったのですが、不在で良かったと思いましたね。
こんな感じで、わたしが仕事で外出している間の家の出来事をなんとなく知れたりします。